ボウクリ会の「碁の替え歌」

遊の達人・碁吉会の年末イベント

                                                   高野圭介

 

我が輩はひとである。名前はもう有る。
人呼んで、コウノ。今まで余り変わったことはない。

しかし時折、難儀したことがあった。

数学の時間の時、眠気がとろとろ忍び寄っていると、「甲の時点から乙の・・・」がコウノと聞こえたりして。
カルタ取りをしていると、「これやこのいくもかえるも・・・」が「こりゃ高野・・・」と聞こえたりしたものだ。
今回まさか「コウの人」に転身するとは思いも寄らなかった。




「碁の(コウの)せんせい」

松本 護 作 替え歌

  

(元歌)阿久 悠 作詞
遠藤 實 作曲 
唄 森昌子


淡い初恋 消えた日は
雨がしとしと降っていた
傘にかくれて 桟橋で
ひとり見つめて 泣いていた
幼い私が 胸こがし
慕いつづけた ひとの名は
先生 先生 それは先生


1)

薄い黒石 死んだ日は
白がチクチク攻めてきた
手入れを忘れて 死んだ黒
石を見つめて 泣いていた
拙い私が 胸こがし
慕いつづけた ひとの名は
先生 先生 碁の先生


↓↓↓

碁の先生


↓↓↓


2)

力の限りに 考えて
連絡はかるも 無駄なこと
恐い白石 悪い石
放り込み打たれて 死んでいた
何とも言えない 悲しみに
胸をいためた ひとの名は
先生 先生 コウの先生


↓↓↓

コウの先生

↓↓↓


(ref.)

碁を打つことの しあわせを
そっと教えた ひとの名は
先生 先生 高野先生


↓↓↓

高野先生




替え歌作者の弁

ユリウズ こと、マモル。


碁はいうにおよばず、遊びならなんでもござれの「游の達人」が大勢あつまる
「碁吉会」というすばらしい会を主宰なさっている高野圭介氏から
年末の「ボウクリ会」の出し物として、替歌を出して欲しいと要請があったので、
皆さんに歌ってもらうのは大好きなので請け負った。

 

他の替え歌いろいろ


松本 護   「碁がたき」 ふるさと
松本 護   「碁吉の宿」 北の宿  他・・・

井上泰子  「一年中の歌」(三部合唱) アメリカ唱歌


言葉遊びと碁
ちなみに碁吉会の年末行事「ボウクリ会」という会がある。
「Bou Xri Party」とも書くが、忘年会とクリスマスを合併した会である。
コウノ製の造語で、今では相当認知されてきている。

言葉遊びと碁を楽しむ高尚な?ひとときを楽しむもので、
碁の替え歌を歌ったり、俳句と川柳、雑俳と何でも来いの句会もある。

ボウクリ会
 2005年12月23日、ボウクリのレポートからその様子を碁紹介しよう。

碁句道会(俳川句会)

特選第一席  ほとけ顔碁石を持てばエンマ顔  土佐保子